花八代では、七夕の時期に京都菓匠 亀末廣さんの「星のたむけ」を数量限定でお出ししております。年に一度しか味わう事が出来ない、京都の七夕ならではの和菓子です。
七夕は、かつて「乞巧奠(きこうでん)」とも呼ばれ、天の川をはさんで別れ別れになっている牽牛星と織女星が、一年に一度だけ会うことのできると言う中国の伝説がもとになった行事です。織女星はその名の通り、機(はた)織りの女性を象徴する星。織女星に機織りや手芸の上達を願い、庭に祭壇を設け、糸や針、布をはじめ、様々な品を供えることを「乞巧奠(きこうでん)」といい、祭事の名前となったようです。
日本へは奈良時代に伝わり、宮中や貴族の間で親しまれ、江戸時代前期になると民間行事として盛んに行われるようになりました。
かつての宮中の乞巧奠は、それは華やかな行事だったとか。そんな昔の人たちの暮らしに想いを馳せながら、色とりどりの季節の和菓子「星のたむけ」をお客様にも味わって頂けますように。

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