祇園御霊会メニューの椀物/あげ素麺

祇園御霊会の特別メニューにもお出しする、花八代の人気メニュー「あげ素麺」。祇園祭の時期には、鱧の葛たたきを乗せてお出ししています。色合いを見ながら、こちらのお写真のように白瓜を入れたり、三つ葉を入れたり、その時の仕入れで最も新鮮な緑のお野菜を添えます。
白瓜が胡瓜のように見えますが、花八代では祇園祭の時期に「胡瓜」を使ったお料理は、お出ししておりません。その理由は、胡瓜を輪切りにした時の断面模様が、八坂神社のご神紋と似ているためです。
古くから、「八坂神社の祭礼である祇園祭期間中に、ご神紋と似た胡瓜を口にすることは恐れ多い」と避けられてきた食材でした。
時代と共に、このような慣わしは忘れ去られていくものですが、花八代では季節の食材やお料理を通して、古くから残る慣わし・文化と今を繋ぐ存在であり続けたいという想いで、一品一品お作りしております。
7月1日から、店内のしつらえも祇園祭に合わせて変えております。
新型コロナ感染症について心配な日々が続きますが、対策としてご予約数を絞って受けております。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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